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リバースエンジニアリングで実物から同じものを作りたいを横浜・川崎から発信!
製造業界での現状として、今現在ご自身の会社で使用している金型や産業機械部品などは、長年使っていれば、必ず劣化してきます。
特に古くなればなるほど劣化は激しくなり、メンテナンスを頻繁に行わなければなりません。
当然メンテナンス費用が掛かってくるので、目に見えない余計な経費がじわりじわりとのしかかってくるのです。
しかも、劣化していく部品を使用していれば、当然のように品質も落ちていきます。
品質の劣化を防ぐにはいくつか方法はありますが、手っ取り早いのは、
『新しい部品に取り替える』
です。
「そうは言っても、使っている部品は古いから図面が無い。。。」と、言うことも最近の傾向としてはよくあるパターンです。
そこで、
『リバースエンジニアリング』と言う選択。
リバースエンジニアリング製作加工という手法で部品から図面を描き起こすということが出来ます。
通常は図面から部品を製作するわけですが、このリバースエンジニアリングは部品から図面を作成して、新規に部品を製作します。
そのためには一度、製品をお預かりします。預かった品物を3Dスキャンにかけ、3Dデータ化します。しかし、そのままのデータが加工データにはなりません。スキャンした3Dデータは一度検証して、スキャン漏れしたりしている細かい部分(隙間やアンダー部等)を微調整していき、加工が可能になるようなデータへと修正していきます。そうした段階を経て完成した3Dデータを基に初めて加工に入れます。
横浜・川崎でリバースエンジニアリングの相談~設計、製作納品まで。
- 1・相談
- まずは現物を見ながら、ご相談いたします。材質、精度、個数など、最終形態がどのような状態なのか?をヒアリングしていきます。
- 2・仕様決定
- ヒアリングしていく中で、形状等、加工的に難しい所を加工し易くしてデータに落とし込み仕様を決めていきます。
- 3・正式発注
- 仕様が決まったら、注文書を発行していただきます。書式は自由で構いません。口頭でのやり取りはお互いにとって危険ですので、必ず注文書をいただいてから正式手配となります。
- 4・製作
- 正式に注文書をいただいたら、製作手配に移ります。工程管理をしっかりと行い、材料寸法や使用機械等、適切に選定して製作いたします。
- 5・納品
- 製品の納品は発送するのか?持ち込みするのか?引き取りなのか?を事前に打ち合わせして注文書に明記しておけばお互い安心です。
リバースエンジニアリング製作加工のよくある質問Q&A
- Q1.図面が無くても本当に良いのですか?
- A1.大丈夫です。現物さえあれば、3Dスキャンしますので、製作は可能です。
- Q2.リバースエンジニアリング製作加工の違法性はないですか?
- A2.リバースエンジニアリング自体は合法ですが、色々な諸条件が重なってくると注意が必要です。詳しくはご相談ください。
- Q3.見積もりの流れを教えてください。
- A3.まずは現物を見ながら打ち合わせ致します。その際に必要ポイントをヒアリングし、要約していきます。要約した情報を基にお見積もりいたします。
- Q4.納期はどれくらいでしょうか?
- A4.リバースエンジニアリング製作加工でどの程度の大きさなのか?どのくらいの精度なのか?や製作個数などによって変わってきますが、およそ1ヶ月~2ヶ月は見ておいてください。
- Q5.費用はどれくらいですか?
- A5.製作加工する品物によってまちまちですので、都度ご相談ください。
リバースエンジニアリングの実例
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- 現物のスキャニング
スキャンしたい現物を測定器の中にセットします。
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- STLデータ化作業
スキャンした画像データを専用の『STLデータ』に変換します。
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- 切削加工
品物の形状をよく把握し、加工方法を決めます。※製品により加工方法が変わります。
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- 仕上げ
切り取った後の余分な部分を取り除き、完成です。