2019-01-23
5軸マシニングセンタによる切削は段取り集約がカギ
機械にワークをセッティングするにも、そのための下加工を施さなければならない場合が多々あります。取付面にタップなどの穴あけ等を加工してからセッティングに入ります。その取付面の加工にも注意が必要です。
5軸マシニングセンタで切削と一言で言っても、全能ではありません。
5軸マシニングセンタを保有しているからと言っても、寸法精度を保たせて加工するには、やはりノウハウが必要です。図面から最終形状を読み取り、どこから加工すれば良いのか?加工途中はどうなるか?最後の加工の時には押さえどころがあるのか?等々、加工を熟知していないと、形にはなるけど、寸法精度が出てない。なんてことが起こってしまいます。
5軸マシニングセンタで加工するからこそ、加工手順をキチンと考えなければ、良い品物にはならないのです。
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株式会社関東精密 代表取締役 杉田 勇
5軸マシニングセンターを中心に検査治具や金型等、各種切削加工を手掛ける。幅広い人脈を駆使して、製造業ディレクターとして活躍中。
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